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例)トマト

鉄は、ヘモグロビンや各種酵素を構成する。欠乏は、貧血や運動機能、認知機能等の低下をもたらす。

月経血による損失と妊娠中の需要増大は、必要量に大きな影響を及ぼし、より多くの鉄の摂取が必要となる。

通常の食品において過剰摂取が生じる可能性はないが、サプリメント、鉄強化食品及び貧血治療用の鉄製剤の不適切な利用に伴って、過剰摂取が生じる可能性がある。

鉄の過剰摂取によって体内に蓄積した鉄は、組織や器官に炎症をもたらし、肝臓がんや心臓血管系疾患のリスクを高める。

表記についての解説

鉄の食事摂取基準
性別 男性
年齢 推定平均必要量(mg) 推奨量(mg) 目安量(mg) 耐容上限量(mg)
0〜5 (月) - - 0.5 -
6〜8 (月) 3.5 5 - -
9〜11 (月) 3.5 5 - -
1〜2 (歳) 3 4.5 - 25
3〜5 (歳) 4 5.5 - 25
6〜7 (歳) 4.5 6.5 - 30
8〜9 (歳) 6 8 - 35
10〜11 (歳) 7 10 - 35
12〜14 (歳) 8.5 11.5 - 50
15〜17 (歳) 8 9.5 - 50
18〜29 (歳) 6 7 - 50
30〜49 (歳) 6.5 7.5 - 55
50〜69 (歳) 6 7.5 - 50
70以上 (歳) 6 7 - 50

過多月経(経血量が80mL/回以上)の人を除外して策定した。
( )は、月経ありの場合。

鉄の食事摂取基準
性別 女性
年齢 推定平均必要量(mg) 推奨量(mg) 目安量(mg) 耐容上限量(mg)
0〜5 (月) - - 0.5 -
6〜8 (月) 3.5 4.5 - -
9〜11 (月) 3.5 4.5 - -
1〜2 (歳) 3 4.5 - 20
3〜5 (歳) 3.5 5 - 25
6〜7 (歳) 4.5 6.5 - 30
8〜9 (歳) 6 8.5 - 35
10〜11 (歳) 7(10) 10(14) - 35
12〜14 (歳) 7(10) 10(14) - 50
15〜17 (歳) 5.5(8.5) 7(10.5) - 40
18〜29 (歳) 5(8.5) 6(10.5) - 40
30〜49 (歳) 5.5(9) 6.5(10.5) - 40
50〜69 (歳) 5.5(9) 6.5(10.5) - 40
70以上 (歳) 5 6 - 40
妊婦初期 +2 +2.5 - -
妊婦中期 +12.5 +15 - -
妊婦後期 +12.5 +15 - -
授乳婦 +2 +2.5 - -

過多月経(経血量が80mL/回以上)の人を除外して策定した。
( )は、月経ありの場合。

推定平均必要量

半数の人が必要量を満たすと推定される量。摂取不足の回避を目的として定めた。

推奨量

ほとんどの人が必要量を満たす摂取量として、推定平均必要量を用いて算出した。

目安量

科学的根拠が足りず上記2つを設定できなかった場合に設定した数値。一定の栄養状態を維持するのに十分と推定される量。

耐容上限量

過剰摂取の回避を目的として設定。科学的根拠が得られない場合は設定していない。

目標量

生活習慣病予防のための数値であり、実行可能性を重視して設定されている。

科学的根拠の乏しさなどを理由に算定していない、できていないものも多いが、それは、欠乏や過剰が健康障害をもたらさないことを保障するものではない。

摂取の単位は「1日当たり」であり、これは、習慣的な摂取量の基準を与えるものである。

健康障害は習慣的な過剰や欠乏によって引き起こされるため、長期的、習慣的な観点で摂取量を捉えることが重要である。

その他の注意事項

出典

日本人の食事摂取基準(2015年版)